2020年2月9日(日)14:00〜16:30@浦和コミュニティセンター第13集会室
19名の方がご参加くださり、盛況のうちに開催いたしました。
物語に引き込まれ、心を動かし、参加者同士が思いをシェアする興奮の2時間半でした。
ご参加くださったみなさま、
ありがとうございました!!
ありがとうございました!!
今回お迎えしたのは、NPO法人祈りの芸術TAICHI-KIKAKUのオーハシヨースケ氏。国内外で公演、ワークショップを多数なさっています。
自己紹介は、参加者全員でいっしょにジェスチャーを交えて。オ「ー」ハシヨ「ー」スケと言いながら伸ばす音で手を左から右へ動かすのだそうです。これで一気に参加者がリラックス。
はじめに、アプライド・ドラマについてお話を聞きました。アプライドドラマにはいろいろな方法があります。観客はドラマを鑑賞したり、自分が演じてみたりすることで物語の中に入り込み、そこで体験したことをもとに話し合います。そのことを通して自分の意見を表明するスキルを身につけられるので、ヨーロッパなどでは教育の場面などで活用されています。
今回のワークショップで実施されたのは、観劇型というもので、参加者は基本的には観劇をするタイプのものでした。
次に、今回上演される「帰還(RETURNING)」の背景にあるパレスチナ問題を理解するための説明を聞きました。そして、この後の話し合いで使う3つのアラビア語「マルハバ(挨拶の言葉)」「ムンタス(=すばらしい)」「マンプキン(=たぶん、おそらく)」を覚えます。もちろん、練習もします。はい、みなさんで、「マルハーバ!」
そして、いよいよ、開演です。
オーハシさんが1人で何人もの役を演じます。小道具は登場人物を表すスカーフだけ! しかし、みなさん、物語にすっかり引き込まれてしまいました。
そして、さあ、次はどうなるんだろう、と思ったところで、突然、オーハシさんから問いかけられます。「ここで、どうして○○は、◇◇したんだと思いますか?」
みなさんの話し合いが始まります。
話し合う前にまずは隣の人に「マルハバ」と挨拶。そして、どんな意見にも「ムンタス(すばらしい)」。正解があるわけではありません。
グループでの意見交換が終わると、全体でのシェアへ。ここでも、どんな意見が出ても「「マンプキン。そうかもしれない」とみんなで受け止めます。
そして、次のシーンへ。
観客として物語の成り行きを見守り、シーンの変わり目では、グループごとに話し合い、全体でシェアをする。これを、繰り返していくことで、参加者のみなさんは、それぞれの登場人物について、自分のことのように考えます。
物語が終わった後には、登場人物へのインタビューをするコーナーも。マイク(?)を向けて、質問を登場人物にぶつけます。役になりきって答えるオーハシさん。
最後には、みんなで輪になって今日の感想を話し合いました。「深く物語を味わえた」「現地に行ったような気持ちになった」「この問題について自分は何ができるか考えた」「いろんな発想が出てくるのを感じた」「今日はモヤモヤしたまま帰る。それが幸せ」などなど、すべての感想がムンタス! 「自分が体感したものを言語化するのがアプライド・ドラマ」というオーハシさんの説明そのままでした。
終了後、参加者のみなさんから、そして、今回参加できなかった方からも、また開催してほしい、という声が早くも出ています。次の企画を、ご期待ください!
<さくた>
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