2021年3月19日金曜日

「大人のための表現ワークショップ」開催報告

2021年3月14日(日)、かねてより告知しておりました通り、表題のワークショップを開催しましたので、ご報告します。

実は、このワークショップは、本来、2020年6月に実施する予定でした。それが、ご存知の通りのコロナ禍で、半年以上、延期になりました。ところが、延期後もまた緊急事態宣言中の実施となってしまいました。そのため、結局、2回の予定だったワークショップを1回とし、さらにzoomを使って、オンラインで実施することとなりました。

このような厳しい状況だったにもかかわらず、ワークショップには6名の方が申し込んでくださいました。

テーマは「春」

このワークショップは共催団体の関係から、女性を対象にしたワークショップです。女性のみの参加者の中で気兼ねなくリラックスした状態で、日常の雑事からの解放感を味わい、リフレッシュしてもらおうという企画です。

「今」を楽しんでいただくため、テーマは「春」としました。

また、zoomに慣れていらっしゃらない方の参加が予想されていたため、最初に少し長めの時間をとって、zoomに慣れていただいてから、オンラインならではの様々なワークを実施しました。

体を使ってウォーミングアップ

まずは、zoomの画面で遊んで、リラックスです。

ファシリテーターが動いたのを真似して、同じ動きをするというワークをしました。みんなでいっしょにやった後、ブレイクアウトルームに分かれても実施しました。

自己紹介

場が温まった段階で、自己紹介。お名前と、最近ハマっているものを話しました。

家にあるもの持ってくる!

次は体を動かしてテンションをあげましょう。

ファシリテーターが指定した字で始まるものを家の中から持ってきて披露します。

例えば、「あ」で始まるものを持ってきてください、というお題には、雨傘、アメ、アイロン…。みなさん、広大なお屋敷を走り回って探し出し、画面の前に持ち寄ってくださいました。

ヘンテコな俳句

さっきと同じようにファシリテーターが字を決めますが、今度は、みんなでヘンテコな俳句を作ります。発想の自由を楽しむ言葉の遊びです。

例えば、「あ」「い」「す」というお題が出たら、指名された3人の参加者が5・7・5と、次のような俳句を作りました。

あ:明日から、 い:いい気持ちだな、 す:すっぱいわあ

春をプレゼント!

この後、少し休憩時間を取りましたが、その間に、参加者のみなさんには、家にある春っぽい物を何か持ってきてもらいました。

そして、それを画面上でお互いにプレゼントし合います。お互いにあげたつもりになって、そして、もらったつもりになって、会話を楽しみました。

何の料理?

次は材料を揃えて料理作りです。1人ずつ材料の名前を言って行き、最後にその材料で何の料理ができるか一斉に発表します。

 卵→玉ねぎ→鶏肉→砂糖→こんにゃく→厚揚げ豆腐→しょうゆ→白菜→白ご飯

と、来れば何の料理ができるでしょうか。

思いがけない材料が加わって、予想していた料理が作れなくなったり、新しい料理を思いついたり、予想を裏切る展開をお互いにおもしろがりました。

物語で遊ぶ

最後はみんなでお話を作りました。最初は有名な昔話を順番に語っていって予行練習。やり方がわかったら、ブレイクアウトルームに分かれてそれぞれのグループでお題に沿って物語を作りました。ちなみにお題は「高飛車な帯留め」です。ブロードウェーのレッドカーペットを夢見る帯留めが登場したりして、自由奔放な物語が展開しました。

ふりかえり

さて、ここまでで時間になりました。

いつもと違う自分になって、リラックスして楽しんでいただけたでしょうか。

一言ずつふりかえりを話していただきましたが、zoomでもこんなことができるんだと驚いた、自分を表現するのが楽しかったなどという声を聞かせていただきました。

緊急事態宣言中の異例の開催となったワークショップ。開催に漕ぎ着けるまで紆余曲折がありましたが、オンラインでもできることはある、と、明るい希望を見出すことができました。

参加してくださったみなさま、ありがとうございました。

ぜひ、また、AAPSのワークショップにおいでください。

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